あの日から1年。

私たちの復興は始まったばかりです。

2011年3月11日。
マグニチュード9.0の地震と太平洋沿岸に大津波が発生しました。
気仙沼でも震度6を記録し、その後最大20mを越すともいわれた大津波。
それによって流出した油への引火による火災は、
街を、人々の思い出を全て焼きつくしてしまいました。
破壊され壊滅した市街地、海からの大型船が今なお陸に取り残されています。

津波はたくさんの思い出さえも流してしまう自然の脅威そのものでした。
一晩中海の上で燃え続けた船、
引き波で海に流れ落ちていった車、
無残にも土台だけ残し全てなくなった場所、
何も出来ない無力感、
自分たちは何をすればいいだろう・・・
答えは見つからないまま
"お互いに頑張ろう“と掛け声を掛け合うことしか出来なかった日。
今は大きな被害を受けながらも、
あの時まで見ていた美しい気仙沼をもう一度見たいと皆が思っています。


3月11日
あの日の寒さを忘れることは出来ません。
しかし、小さな力も大きな力になる。
手を結び合えば冷たい手も暖かくなる、絆は力を与えてくれます。
支援していただいた全ての方々に感謝の意味も込めて、
この惨状を過去のものと風化させないためにも、
何かをしなければ、発信し続けなければなりません。

東日本大震災と名づけた大惨事はさまに、
それぞれの街の活気ある声と、幸せの明かりのある風景、
そして住んでいる人々の思い出さえても破壊してしまいました。
以前のように安心して幸せに暮らせる、
そんな町になることを信じて頑張りたいと思っております。


これからも海と共に生きる気仙沼、
そして今回の震災で被害にあった全ての人に
今後も皆様のご支援宜しくお願いいたします。

私たちの復興は始まったばかりです。
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先日、ある方からお土産をいただきました。      
気仙沼・・・それはただのタビのお土産ではありませんでした。

               一緒に同封してあった手紙。
画像


それが冒頭に書かせて頂いたもの、全文です。
哀しくてつらい想いしかないあの日。
1年を向かえるにあたって、TVでは数週間前から特別番組が増えてきました。
それに合わせるかのように、私の体調も1年前のような症状になっていました。
その症状はまた別の機会に伝えられたらいいのですが。
とにかく。
あの惨事にそれほど関わっていない私でさえ、こんな調子になってしまうのです。

この日には なにか書いておきたいって想ったけれど、
哀しいけれど
実際に経験してしまった方たちのコトバで全てを感じることができます。


あの日を忘れはしない。
けれど、振り返るのもつらいです。



               いただいたこのポーチ「enn」。
画像


この商品については、こう書いてありました。抜粋にて失礼いたします。

気仙沼には、
漁業や水産加工で使われる前掛けやシート屋さんが数多く有りました。
時代とともに仕事の変化はその形も変わり、
今なおその技術は行き続け、バックやポーチに生かされています。

海は私たち気仙沼を豊かにしてくれました。
そして今回の地震や津波でそのほとんどを無くしてしまいました。
しかし、私たちがこの地で生きるためには、
海と共に生きることが大切であることをよく知っているのです。
これからもそうあり続けるでしょう。


気仙沼に生きる人がこの運命に立ち向かい、
以前のような街になることを信じて、
働く人の心の支えになるように気仙沼の文字を入れて、
くじけることのないようにとの思いを込めてこの商品を製作いたしました。

上を向いてくじけることのない、そんな私たちの願いが込められているのです。
数多くの仕事場が、シート工場も縫製工場も津波で流されました。
この震災と津波で、
職場を失った職人の皆さんが、気仙沼の復興を信じて集まり、
デザインから縫製までその技術で何か出来ないかと、
小さな工房から始まりました。

小さな出発ではありますが、この思いを忘れることなく作り続けることが、
町のために出来ることと信じ、努力していこうと思っています。

気仙沼より皆様のお幸せと健康を願っております。
                     GANBAARE ガンバーレ
                  帆布かばん 帆前掛けかばん 製作スタッフ一同
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一言では片付けられない1年。
現実は厳しいです。
でも。
でも、方向が見えなくても前向いて歩めるように祈ります。

そして、私も気仙沼に行ってみたくなりました。


3月11日前日。
地震が連日あり、まだまだ心配です。
いろいろ想うコトがありますが、この辺で。
明日は、祈りの日。
ただただ、祈り、想う日。

そして、また新たな気持ちで前向いて、
一緒に歩んで行きましょう。
一緒に歩んで生きましょう。

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この記事へのコメント

しゅん
2012年03月11日 00:36
おやすみさん、気仙沼のお話しありがとうございます

明日から…あさってから、何かが変わるわけでもなく、むしろ悲しさ、悔しさ、寂しさ、苦しさ…たくさんの無念の気持ちが深くなる方々…
今日は、震災後の間もなくの『がんばっぺ、東北!』の感情が薄れ、1年経った今もどうにも見通しのつかない今後を、どう頑張っていけばいいかわからなくなった、と嘆く方の話を聞きました

仙台市内でも、まだ歩道に残されている船を見かけます
船そのものから、助けを求める声が聞こえてきそうで…
復興元年って何だろうと思います
それでも生き残った私達の使命は、大切な人を亡くした、大切な物を無くした事実と共に生き抜く事なんでしょうね
前に進む前に、顔をあげることからです

どうかこの震災が、今後の地震や津波の解析に役立つ事を願ってやみません
おやすみ
2012年03月11日 11:59
>しゅんさんへ
今日はなんとも心落ち着かない日ですね。
関東は曇り。
でも日差しが時々顔を出してくれてます。
その光がしゅんさんのもとにも届いてほしいよ。

「時」って気持ちの整理をつけさせてくれる大事なものでもあるけど、そのままの感情で止まってるって改めて気づかされるものでもあるんだって感じてます。

こんなつらい日が365日の中にあるなんて。
しゅんさん。
「1/365」聴くたびに感じるものがあるよね。
秦くんが「大丈夫さ」「ここから始めよう」って

コトバって感じるこっち側の気持ちひとつでウソにもホントにも感じる。
けど、何度も聴いて暗示にかけてほしい時もある。
「顔をあげる」ここから。
しゅんさん、
皆でしゅんさんのコト感じてるからね。
ゆう
2012年03月11日 22:30
おやすみさん
ブログを書いてくださり
ありがとうございました。
今日のあの時間、
私は追悼の鐘の音を聞きながら
黙祷を捧げました。
テレビや新聞等で報道されたことしか
見ていないで何だよ、ですが
絶対に覚えていて生活していきます。
しゅんさん。
まだまだ寒いので
お体を大切にしてください。
おやすみ
2012年03月11日 23:02
>ゆうさんへ
上手くまとめることはできないけど、やっぱりあの日のことは書きとめておかなくては・・そんな気持ち。

私も祈りました。
テレビをつけて、静かに「1/365」をかけて・・飛鳥と・・秦くんの本を握りしめながら。
もう・・こんな哀しくなる日が増えないように。

そして。
また在り来たりだけどいつもの生活を過ごしましょう。
泣いて笑って怒って感じて。
それができるのは幸せな証拠なんだろうね。
しゅん
2012年03月12日 02:20
ゆうさん、アイありがとうございます
嬉しかったです(^-^)

おやすみさん『ここから始めよう』本当に胸に刻みます
正直まだどこから?なんですが…
阪神大震災や新潟、その他たくさんの惨事をテレビを通して知って思っていた事を、いかに他人事として見て思っていたことを、突きつけらました

娘の学校もまだ立ち入り禁止、仮設校舎です…そして原発から近いところからの福島からの転校生…

つらくどうしようもなく、頭が爆発しそうな日は秦くんの歌を1日中耳から話さず、助かった日も忘れてない

何をきっかけに顔をあげ、進み始められるかも人それぞれ
だれも強要することはできないことも知りました
でも本当に時の優しさに頼る以外ないこともわかりました

必死で1日を過ごし、義弟の帰りを待っていたこと以外、思い出せないこともいっぱい
5年日記も、その時期は何日も空白のまま
お風呂を借りにお邪魔させて頂いた日、カセットコンロのカセットが届いた日、北海道の友達から段ボールいっぱいの物資が届き涙がとまらなかった日、いつだったのか…
でも忘れない…じゃなく、忘れられない事です

改めて、気仙沼の帆布バッグのサークルのイラスト素敵ですね

どうしても、どんな大惨事も風化していく時代ですが、おやすみさんがこうして書き残してくれること…被災者には、一番望むことですね
必ず顔をあげます
ここから始めよう!と、強くなれるよう生きていきます(^-^)
ありがとうございました
おやすみ
2012年03月13日 01:19
>しゅんさんへ
この1年、早かったようにも遅かったようにも思えるなぁ。
きっと・・ちゃんと1年過ごしたってことだよね。

秦くんが繋げてくれて、縁あって生まれたサークルズ。
これからも縁、円、輪・・たくさんの-enn-を大切にしていきたいです。
あっ、¥も大切ですなっ(笑)。